前回までのブログで、女性のメイクは人の目の錯覚を利用したテクニックである事と、撮影時は周囲の灯りに気を付ける必要性の話をしてきました。

今回いよいよオリジナルヘッドの作成について話をします。

オリジナルでドールを制作するのに便利なグッスを紹介します。

オリジナルフィギュアを作成する場合に
比較的楽な方法として、型抜きプレートがあります。

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すでに1/6の人形ベースなので、サイズの計測時間を短縮出来るのです。

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型の中に入れた粘土を取出し、ポージングをするだけでも、それらしくなります。

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飽くまで大凡の形なので、ここからが大変なのですが、1から作成するより遥かに楽ができますよね。

1/1サイズのヘッドはこの型を作成することが大きなポイントなんですよ。

先ず型抜きのベースを作る為に、どんなヘッドを使用するのか、考えて行きましょう。

マネキンヘッドにパテを盛り付け整形して作る方法があります。

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ふぇありーふぇいすをベースにするのも良いでしょう。

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腕に自信があるのなら、直接粘土て作成するのもありです。

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準備するのは石粉粘土のニューファンドやオーブン粘土のスカルピィが良いかと思います。

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勿論粘土用のヘラ等が必要になります。

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何をベースにして、ヘッドの原型を作成するかは自由です。

ヘッドの原型が完成したら、その複製型をシリコンで作ります。

1/1ヘッドに使用するシリコンの量はハンパナイです。

ここでシリコン節約テクニックを紹介します。

以前に作成したシリコン型のリサイクルです。

要らなくなった古いシリコン型を綺麗に洗浄します。

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そして細かく刻みます。

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新しいシリコンに硬化剤を入れて、かき混ぜます。

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そして刻んだシリコンを缶の中に入れて、更にかき混ぜます。

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そのシリコンを原型ヘッドの型枠に流し込みます。

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皆様このシリコンの中には、新型[立花 万子]の原型ヘッドが入っているのです。
完成が楽しみです。ヘ(≧▽≦ヘ)♪

私は何をベースにして、新型ヘッドを作成したのでしょうか?

次回をお楽しみに!

と言いたいのだが、完成したシリコン型にあなたは何を流し込みますか?

面白い素材がありますよ!

その素材は[人肌のゲル]です。

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好みで素材自体を着色することもできます。

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肌色もあるので安心ですね。
完成した素材は人肌みたいにモチモチして柔らかいのです。

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興味のある方はお試しあれ!

それでは、また!

今回は[脳の錯覚]について話をしたいのだが、...説明が難しい!

どれだけ読者様に伝わるのか、私自身も見当がつかない。

今回のブログでは錯覚を楽しんでもらいたいと思います。

諦めずに参考写真を見詰めて欲しい!

紹介する画像は世界的に有名なドレスの写真である。

このドレスの色は、[青に黒色のラインが入ったドレス]又は[白に金色のラインが入ったドレス]のどちらかに見えるのです。

世の中の人間には、利き手が右の人と左の人が存在するように、脳味噌の発達が右脳か左脳かで認識する色が異なると言う、不思議な現象を体験することができる画像である。

[青と黒のドレス?それとも白と金のドレス?]

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この写真は意見が対立します。
青と黒色に見えたあなたには、白と金色には見えまさん。
逆に、白と金色に見えたあなたには、青と黒色には見えないのです。

ブログを先に読み進める前にもう一度、自分には見えない方の色を、上の写真で探してください。

右脳発達の人には左脳発達の人の色の主張を理解できません。

左脳発達の人も同様に、右脳発達の人の色の主張を理解出来ずに、意見が衝突して喧嘩になるでしょう。(笑)

さて、双方の色を理解出来ずに諦めたあなた!

その両方の見え方を写真で説明します。

先ず[青と黒]に見える人の脳は、こう認識しています。

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そして[白と金]に見える人の脳は、こう認識しているのです。

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先程まで見えなかった双方の色を理解出来たのではないでしょうか。

ドレスの色を編集で変化させた訳ではありませんよ。

両方の色を同時に確認できる画像を見てください。

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どうです?

両方の色を理解できるでしょう。

それでは、違う写真でもう一度リベンジしてもらいます。

次はスニーカーの画像です。

この写真は[灰色の本体に緑色の靴紐のスニーカー]と[桃色の本体に白色の靴紐のスニーカー]のどちらかに見える写真です。

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さぁ悩むのだ!
そして自分には理解できない相手の色を
見つけ出すのだ!!

と、言ったけど難しいですよね。

この画像は写真に緑色を近付けると[灰色と緑色のスニーカー]に見えてきます。

又、桃色(ピンク)を近付けると[桃色と白色のスニーカー]に見えてくるのです。

とても不思議ですよね。

画像にグリーンの服の女性が近付くと、画面の中のスニーカーが[緑と灰色]に認識できる様に変化をします。

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そしてピンクのシャツの男性が近付くと、画面の中のスニーカーが[白と桃色]に変化して見えて来るはずです。

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周囲の色で脳が錯覚してしまいます。

このドレスとスニーカーの写真の色を呉認識してしまう原因は、元の写真を撮影したときの、部屋の明るさで発生する周囲の色の影響です。

日向と日陰の色の変化や照明の色による変化です。

我々ドールブロガーも、ドールを照らす周囲の灯りの影響を考える必要があるのかも知れませんね。

あなたがこれまでにブログで紹介した、ドールの写真の服装の色は、読者にはどう見えていたのでしょうか?

これからは写真撮影時の部屋の明るさや、照明機器の扱いに気を付けましょうと言うお話しでした。

それでは、また!

今回は目の錯覚と脳の錯覚について話をします。

目の錯覚とよく言いますが、見たものを認識するのは全て脳です。

錯覚と言う表現を別な言葉で表すなら、呉認識ではないでしょうか。

とは言え、呉認識するする現象を分けて考えるなら、形を呉認識することを[目の錯覚]色を呉認識することを[脳の錯覚]とここでは表現します。

目の錯覚と言うのは、誰が見ても同じ呉認識を起こす現象です。

脳の錯覚とは、見る人によって異なる色の呉認識を引き起こす現象です。
(脳の発達が右脳なのか左脳なのかで、認識する色が異なるのです。)

それでは実際に人間が、どれだけ呉認識するのか、読者様に体験して頂きます。

それは[目の錯覚]画像から紹介します。

この図の長さ形は、上下とも同じものです。
同じ図形でもフチの揃え方で、長さが変化して見える現象です。

上の揃え方だと同じ長さと認識できますが、下の並べ方だと上が短く下が長く見えると思います。

[長さの錯覚]。

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次は同じ大きさの円の中に小さい円を入れると、円の大きさが変化して見える現象です。
右の円と左の円と比較すると、左側の円が小さく見えると思います。

[大きさの錯覚]

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次はグレーの同じ明るさの円を左右に並べたものですが、バックの明さを変化させると、左右の円の明るさも異なって見える現象です。
左の円が暗く、右の円が明るく見えると思います。

[明るさの錯覚]

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この様に目の錯覚は、[長さ][大きさ][明るさ]を呉認識してしまいます。

次は[色の錯覚]について説明します。

基本的に色を呉認識する原因は、周囲の色にまどわされることにより起こると考えられます。

例えばこのイラストの女の子の目の色です。
左右同じグレー(灰色)ですが、顔半分にフィルムで色付けし、髪飾りに色を付けるとフィルム部分の顔の目が、髪飾りと同じ色に見えてしまう現象です。

[赤色のフィルムと緑色の髪飾り]

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フィルムと髪飾りの色を逆転させた画像です。

[緑色のフィルムと赤色の髪飾り]

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色を入れ替えると目の色も逆転します。

違う色の組み合わせ例も紹介します。

[青色のフィルムと黄色の髪飾り]

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青色のフィルム側の目が、髪飾りと同じ黄色に見えていると思います。

色を逆転させずに、顔全体に青色のフィルムを使用し、髪飾りを瞳と同色の灰色にしたら...。

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瞳の色は左右同じで、髪飾りと同じ灰色に見えると思います。

この様に色は周囲の色の組み合わせで、変化して見えてしまう現象を理解してもらえたと思います。

何故ドール記事で錯覚を説明しているのかと、不思議だと思うかも知れません。

これらの錯覚はドールを魅力的にメイクして、自分だけのオリジナルをアピールするのに効果的な要素であると同じに、ウィッグや服装の色の組み合わせでドールアイの色が異なって見えてしまうリスクの存在、そしてそれらの対応策を考えるコーディネートが必要であると言うことを理解してもらう為の記事なのです。

次回は色の呉認識は目の錯覚ではなくて、脳の錯覚による現象を紹介します。

それでは、また!

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