今日は僕のお母さんの若い頃の写真を公開しちゃいます!

凄い美人です。

母のイメージは【かぐや姫】です。

なので月と合成してみました!

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え~っ、クラードの母親って○○○○さんなの!?って声が聴こえてきそうです。(笑)

平成生まれの人達には分からないと思いますが、超有名人です。(⌒‐⌒)

芸能人なんですよ!

フフフッ、驚きました?

ファンの方には衝撃的な発言ですよね。

昭和の大女優の息子が僕で...。

安心してください!

実の親子ではございませんから(笑)

何故クラードが彼女を母と呼ぶのかって?

それは彼女の中に母の姿を感じたからなんだけどね...。

実はクラードに母親はいません。

僕が2歳の時に両親が離婚したので、母を知らずに育ちました。

僕が彼女に会ったのは、ある大型スーパーでした。

彼女は新しいドラマのPRで各地を回っていたみたいで、子供の頃よく父親と一緒に行っていたスーパーが、人集りで大変なことに成っていた。

人をかき分けてその先に進むとステージが!!

ステージには女の人が居て、歌を唄う訳でもなく司会者と共に何かを話している様子でした。

何者なのかは不明でしたが、綺麗な人だと思い観ていたら、彼女と目が合いました。

彼女が僕を見て【ニコッ】って微笑むから、恥ずかしくなった僕は人集りの中に隠れてしまったのですが、子供の僕でもやはりこの美人は気になる存在。

もう一度ステージの前へ...。

するとそんな僕に彼女は気付き、ひと言[可愛いい坊や]って言ったのです。

可愛いい坊や???誰のことだろう?

僕はキョロキョロと周りを見回してから、ステージの彼女をもう一度観ると、
彼女が明らかに自分に目線を合わせてきていることに気付いた。

(小さい子供と話す時は目線を合わせて話す)

正にそれでした。

ステージから降りて来た彼女は【おいで】と言って手を差し伸べたので、握手をしてもらえると思った僕は、右手を出して握手の準備を...。

すると彼女の手は僕の右手ではなくて、僕の両脇に!?

まさか!嘘でしょう?

これって、抱っこじゃないですか!!

どんどん床から離れて行く僕の足。

そして胸元に引き寄せられる僕の体。

無理です!僕にはとても出来ません!!
貴女に抱き付くなんて...。

お婆ちゃんにおんぶしてもらうのとは、レベルが違いすぎるのです。

生まれて初めて観る豪華な衣装!

薄紫とグレーを合わせたような色合で、絹の贅沢があるドレスを、汚したくはなかった。

そこら辺を走り回っていたので僕の靴は汚れていたのです。

僕は靴をドレスに接触させないように必死だった。

だから自分からは、彼女にしがみ付くことはしなかったのだ。

空中棒立ちの姿勢の僕に彼女が話し掛けた。

(良いのよ、ギュットしても。)

僕はどうしたら良いのか分からないと彼女に告げたら...。

両手で私の首に掴まって欲しいと言ったので、僕は両腕を彼女の首裏に回すことにしたのです。

信じられない程に近付く彼女の顔と首筋、そして凄く良い香りがしました。

そのときママに抱っこしてもらったら、きっとこんな感じなんだと、僕は思いながら幸せな時間を過ごしていました。

母の温もりを知らない僕に安らぎを与えてくれたのです。

15分程立姿のまま抱っこしてもらっていたので、流石に彼女も疲れたみたいで、僕を床に降ろすと思ったら...。

今度は準備してあった椅子に僕を抱っこしたまま座って、トークショーを続けました。

彼女は新しいドラマの見処や自分の役柄の説明をしながら、僕にも合間をみて話し掛けてくれていました。

僕に話し掛ける時はマイクを通さず会話をしてくれていました。

マイクを通すときは僕の存在を会場の皆にアピールするときだけでした。

何度も僕のことを【可愛いい】と言ってくれたので、恥ずかしかったことを覚えています。

その頃実は自分自身のことが好きではなかったんですよ。

特に顔が!

親に写真を撮られても、嬉しくなかったんです。

その理由は表情が泣きそうな顔に見えていたからなんだけど。

その頃の僕は【何故泣きそうな顔をしているの?】って、よく言われてたからね。

そんな表情の僕が可愛いい訳がないとその時も心で思っていました。

立ち座りの合計で30分は抱っこしてもらったと思います。

今考えると凄い貴重な体験だったと思います。

ステージ外に下ろしてもらったら、色々な人に声を掛けられましたね。

良かったね!絶対忘れたら駄目だよ!

今日の出来事は貴方の生涯の宝物になるから!

抱っこして貰えるなら、子供に戻りたいと思うほど羨ましいとか言われました。
(笑)

父親に○○○○さんとステージで何を話していたのか聞かれたので、私のことを知ってる?とか、このドラマ観たことある?とか質問されたので、全然知らないしドラマも観たことないって答えたことを説明したら、怒られました!(笑)

そんな時は、知ってるしドラマも毎週観ていると答えなさいと言われました。

普段は【嘘吐きは泥棒の始まり】だと言って置きながら、何故今日は嘘を吐けと言うのか?その時は理解出来なかった。

理解出来ない事と言ったら、他に子供なんて沢山居るのに何故彼女はその中から僕に声を掛け、抱っこしたのだろうか?

今なら分かる気がします。

多分彼女は僕を迷子だと思ったんじゃないかな。

人混みの中、家族とはぐれてたのは事実だったし、泣きそうな表情だったと思う。

ステージの上なら注目を浴びるから、親が僕を発見しやすいと、彼女は然り気無く僕の存在を皆にアピールしたのだと思う。

【皆さん見てください!
こんな可愛いい子が私のステージを観に来てくれました!】

そう言って抱き上げて親が現れるのを待ってくれていたと思います。

とても優しい素敵な方ですよね。

そして僕から俺へと、自分の呼び方が変わった現在。

この想い出は本当に、生涯の宝物となりました。

彼女とお別れするときに、よかったらドラマを観て貰えると嬉しいと言ったので、その時に観る約束をしました。

そして時が経ってやっと、その日の約束を守り始めています。

それは また!